年下の王様

目の前にいるのは担任じゃなくて俺の好きな女。



裏切られて、一方的に離れてった最低なヤツ…。



だけど…それでも好きなのはなんでだ?



「好きだ、陽菜」

「えっ…?」

「お前なんかいなくなればいいって毎日思ってる。もう触れねぇなら俺から離れるしかない」

「斗和…」

「行くなって言えよ。行くなって…。そしたら…行かねぇから…」



陽菜の目に涙がいっぱい溜まってる…。



スゲー傷付けられた。



立ち直れないくらい好きにさせといて…。



俺ばっかり苦しかったのか?



陽菜も俺と同じくらい好きだったよな…。



あの頃の思い出は確かなものだよな?



「言え…ないっ…」

「そんなにアイツがいい?もう俺はただの生徒でしかねぇの?」

「斗和は…生徒だよっ…。ただのっ…」

「じゃあなんでそんなに泣く?好きって言われてるみてぇだ…」

「好きじゃないっ…」

「ムリだ。もう耐えらんない…」



久しぶりに抱きしめた小さい体…。