年下の王様

その日、バイト代を手に向かったのはジュエリーショップ。



陽菜に似合うのはピンクとか赤とか?



黄色も似合いそうだな…。



だけどやっぱりピンク。



高いけど…ギリ?



「これください」

「贈り物ですか?」

「はい」

「お待ちください」



買っちゃった…。



陽菜に絶対似合うピアス…。



この日のために頑張ったんだからな。



超いい気分…。



「お待たせしました」



多少値は張ったけど陽菜が喜ぶならいい。



包装してもらったピアスを大事に持ち帰った。



土曜が誕生日だから金曜に行って渡すんだ…。



女にプレゼントって初めてやるかも…。



喜ぶといいなぁ…。



なんて俺…丸い!!



怖いくらい丸いっ!!



今の俺、かなり落ち着いてる…。



陽菜の存在は絶大だな。



「ただいま~」

「兄ちゃ~ん!!エミリーがイジメるぅ~…」



帰って来て早々ケンカかよ…。