年下の王様

目が覚めたら記憶が曖昧。



お酒のせいで記憶がないんじゃなくて、斗和のせいだ…。



最後なんか全く覚えてない…。



だけど体中にある無数のキスマーク…。



隣でスヤスヤ眠る色素の薄い顔…。



うわぁ~…。



たぶんすっごく恥ずかしいこと言ってた…。



あたしの方が子供みたいだなぁ…。



「んっ…バタバタうるせぇよ…」

「ご、ごめん…」

「陽菜ちゃんマッパだからもっかいね?」

「なんで!?朝だよ!?」

「朝とか夜とか関係ねぇから。黙って食われとけ」



斗和の愛情表現って激しい…。



口には出さないくせに体では語る…。



満足したんだろうか…。



「もうムリだからね!?もう…死ぬ…」

「まだ平気だろ」

「斗和、腹ぺこ怪獣みたい…」

「底無しのな?」



底無し…。



もう寝たふり決め込む。



こんなんじゃ体がいくつあっても足りないよ…。



「おい、運動したら腹減ったからメシ」

「…………」

「あっ、いいの?遠慮なくいただきまぁす」

「ちょっ!?ごめん!!ご飯なら作りますからっ!!」

「早くな」



あぅ~…。