年下の王様

まぁ陽菜にそんなこと言ったら確実に泣くだろうから言わないけど。



「遊吾、メシだから先に下行けよ」

「兄ちゃんも行くでしょ!!」

「行くから先に行ってろって。ほら、アメやるから。これ、母ちゃんにも届けて?」

「郵便でぇすって?」

「そうそう!!よし、行け~」



遊吾がニコニコして部屋から出てった。



よし、陽菜の時間。



「早く来い」

「ゔぅぅぅ~…。会いたかったぁ…」



久しぶりのように感じる陽菜の感触…。



今日帰したくねぇな…。



でも明日陽菜は学校なんだよな…。



「寂しかった?」

「うん…。体育祭も優勝できなかった…」

「そりゃあ残念だったな。次は文化祭か」

「楽しみだね!!」



行事嫌いの俺にはどうでもいいことなんだけど…。



たいして楽しみもねぇし…。



だけど陽菜の笑顔見てると少し楽しみかも…。



「邪魔される前にちょっと…」

「ん~…」

「いい子にしてたか?」

「うん…。だから早くチュー…」



あ゙ぁぁぁぁ~…。



好き…。