年下の王様

片手は腕枕で超幸せを感じてたらなんだか眠くなって来て…。



「陽菜っ!!」

「んぁ!?」

「今寝ただろ。頭重くなった」

「寝てないってばぁ~…」

「寝たら容赦なく襲う」



背後にいるライオンさんは甘やかしてはくれません…。



だって心地よくて眠くなっちゃうんだもん…。



「あたしソファーで見る…」

「寝ないために?」

「うん…」

「そんなにイヤか。俺とすんの」



へっ!?



なんでそうなるの?



でも今のってあたしが拒否った感じに捕らえられたかも…。



イヤじゃないもん…。



「もういい。期待しねぇから」

「違う!!イヤとかじゃないよ…。ただ…」

「ただ?」

「恥ずかしいし…自信ないし…。堂々と見せられる程いい体じゃないもん…」



斗和の周りのコ達はみんな細くてスタイルよくて。



あたしなんか幼児体型みたいだし…。



「そんなの俺だって同じだろ」

「えっ?」

「自信なんかねぇよ。ガキだからって思われたくねぇし」



斗和が自信ない?