この日の朝は、いつものちゃんとした時間に目が覚めた。 だが、布団から出たくなくて、のろのろとしているうちに、 とっくに家を出なければならない時間になっていたのだ。 「珍しいじゃん」 ママが口いっぱいにものを頬張りながら言った。 ぷっくりと膨れた頬っぺたが、いかにも呑気に動く。