空き瓶ロマンス




だが、しばらくしてから、気を取り直した。


(こんな所で休んでいても仕方ないな。


……途中からでも、行くべきだった)



しかし、必要だと思われるファイルと筆記用具を鞄から取り出し、



立ち上がろうと思った時。



ノックの音がした。