ばたばたと受付まで走っていくと、 そこには嬉しそうに手を振る兄の姿があった。 「ここだよー!」 (ああ、知ってるよ!!) 私はそのままドロップキックをくれてやりたい気持ちを抑えて、 代わりにタックルをかました。 助走がついていたおかげで、威力は上々だ。 「ぐほっ……!!」