私達は、互いにショックが抜け切らないまま車に乗り込んだ。 (ワゴン車……) その時、兄は当然のように助手席に座った。 鳥辺野さんは、わずかに、 ぎょっとした様子を見せたが、何も言わなかった。 (お兄ちゃん、ナイス……!)