「……本日は誠におめでとうございます。 こちらのサービス担当を致します、鳩羽でございます。 どうぞ、よろしくお願い致します」 私は、仕事笑顔を貼り付けて、一気に喋り切った。 噛まない為には、そうするしかない。 私の担当卓は、二卓とも新郎友人席だった。 当然、と言うべきか。 一つ席が空いていたが、全員男性だった。