空き瓶ロマンス

 


麻紀はタカタカと私に駆け寄り、のしかかってきた。




「重たいよ麻紀……うぐぐ……どけーっ」




私は、昨日の経緯を話した。


「……何か、大変だねぇ」


私が喋り終わると、ママは麻紀をどかしながら、しみじみと言った。



「うん。まじで勘弁だよ…」