あたしは鞄を持って席を立った。 「待てよ。」 そういって、手首を掴まれた。 「...何?」 「絶対落としてやるから。俺の事好きになるよ、ぜってー」 「...頑張って。じゃあ...」 そういった啓翔は目が真剣だった。 ま、初めて会ったから真剣かどうかとかは分かんないけど... そして、カフェを出た。 外は、少し薄暗くなっていて、たくさんの人が 街中を行き来していた...