急いで、車から出た。

なによ、不意打ちのキスなんて....
恥ずかしいじゃん。




車が去っていくのを見届けながら、
幸せな気持ちになっていた。



「好き」って気付いた時には、もう啓翔に告白...
って展開早い。

ドラマとかだと、少し片思いして付き合うっていうパターンが多いのに。




家に向かって歩き出す。




「...」




月が、あたしの周りを照らしていた―




啓翔、




言わないけど....



好き。