幼なじみ~初恋~番外編

怜香先生はスッと目を細めて私の頭をなでると、病室を出て行った。


「春菜ちゃん、点滴終わったらナースコールしてくれる?取りに来るから」


「はい」


「あっ、寝てて気付かなかったらそのままでいいからね。こっちも気にするようにはするから」


「うん」


菅野さんはニッコリ笑うと、ナースステーションに戻って行った。


「なんか、疲れちゃった」


高い熱といつまでも続く咳。


それに、またひろ君に迷惑かけちゃった。


病院には、仕事に行く前のひろ君に連れてきてもらった。


そのままひろ君は仕事に行って、私はバスで帰る予定だったんだけどな。


のそのそと起き上がって鞄からケータイを取り出す。


「12時半か」


きっとひろ君、お昼休み中に電話掛って来ちゃったんだよね。


やっぱり私、こんな体好きじゃない。