幼なじみ~初恋~番外編

「春樹、ダメだろ」


それから時間は流れ、結婚式を挙げてから4年がたった。


はる君は5歳になった。


「お母さん、大丈夫?」


ある日の日曜日、熱を出してベッドでウトウトしてると、はる君が心配そうな顔をして私を覗いてきた。


「うん、大丈夫。でもダメだよ、はる君。風邪うつっちゃうから」


「ごめん春菜。眠ってただろ?」


ひろ君がはる君を追って寝室に入って来て、はる君を抱き上げる。


それからベッドに座り、私のおでこに手を置いた。


「まだ熱いな」


「ごめんね、ひろ君」


「いや、ゆっくり休んで」


「うん」


小さくうなずくと、ひろ君が優しく笑う。


それからはる君を床に下ろして、私の頭の下からそっと氷枕を抜いた。