幼なじみ~初恋~番外編

その夜、俺は春菜と同じベッドに泊まった。


「ずっと真っ暗だったの」


「うん」


春菜を抱きしめると、ゆっくりと話し出した。


「ひろ君とはる君をずっと捜してたの」


「うん」


「でも見つからなくてね。もう諦めようかと思った」


そこで春菜は、一息つく。


「それでも今日ね、ひろ君とはる君の声が聞こえて、やっと真っ暗な闇から抜け出した」


声が震えたと思ったら、ポロポロと春菜は泣き出した。


そんな春菜を、もっと強く抱きしめる。


「春菜が戻って来てくれてよかった」


「私も、ひろ君とはる君のところに戻れてよかった」


そっと春菜の額にキスを落とす。


それから、もう離さない、そんな思いを込めて強く抱きしめ、二人で眠りに落ちていった。