幼なじみ~初恋~番外編

「私も、早く家に帰りたい」


「うん。俺も早く家で春菜におかえりって言って欲しい」


やっぱり入院は、何回しても辛くて寂しい。


早く家に帰りたいけど、でも赤ちゃんの為に頑張る。


「じゃあ、俺行くな」


「うん」


面会時間終了が近づいてきて、ひろ君が椅子から立ち上がる。


「また明日来るな」


「うん」


ひろ君が私の前髪を掻きあげて、そっとおでこにキスを落とした。


それからちょっとずつ食事も飲み物も取れるようになってきて、3週間後にやっと退院することが出来た。


「春菜~何食べたい?」


「ごめんね、沙希ちゃん。せっかくの休みなのに」


退院の日、仕事だったひろ君の代わりに、仕事が休みだった沙希ちゃんが私を家に連れ帰ってくれた。


今日は一日私の相手をしてくれるって。