幼なじみ~初恋~番外編

「はい?」


点滴をされ、酸素マスクをつけられた春菜の頭をなでながら、小さな声でこう呟いた。


「夢は、諦めなきゃいけないときもあるのかしら・・・」


「怜香先生・・・」


「看護師なんて、春菜ちゃんにフルタイムで働くのは無理よ」


「そう・・・ですよね」


なんとなく分かってた。


実習に行くたび、疲れ過ぎて、帰ってきたらご飯もほとんど食べれずに眠っていた春菜。


実習後は、必ずと言っていいほど熱を出す。


実習だけでそうなるんだから、フルで働くなんて無理に決まってる。


「春菜を応援してあげたいんです。でもやっぱり・・・」


「私も同じよ。きっと春菜ちゃんのご両親だって」


「みんな、春菜が大事だから」


誰もが、春菜を大切に思ってる。


だから春菜がもし夢を選ぼうとするなら、俺は全力で止めてしまうかもしれない。