幼なじみ~初恋~番外編

その夜、春菜の熱はグングン上がり、咳のせいで呼吸も辛そうになってきた。


「春菜、病院行こうな」


怜香先生のケータイに症状を話すと、私も病院に行くからすぐに連れて来なさいって言ってくれた。


やっぱり夜間の外来の先生より、いつも春菜を見てくれてる先生の方が安心出来る。


車の用意をし春菜部屋に戻り、そっと春菜を抱き上げる。


「ひ・・・く・・・ん」


「春菜はいい子だからな。熱なんてすぐ下がるよ」


コツンとおでこを合わせると、ほんの少しだけ春菜の表情が緩んだ。


ちっとも重さを感じない、軽い軽い体。


その体は、燃えるように熱かった。


代わってやれるもんなら、代わってやりたい。


何度そう思ったことか。


病院に着くと怜香先生と看護師さんがもう待っていてくれて、すぐに春菜を見てくれた。


「怜香先生、春菜は・・・」


「大丈夫よ。ねえ、弘樹君」