「タカくんだったら、鶴くんの方がいいよ。マジメそーだし、誠実そーだし」


「ヤンキーと付き合ってる子が、なに言っちゃってんの

?全然説得力ありませ~ん」


月ちゃんはフフッと笑い、私の肩を軽く押した。


「ヤンキーって……。当麻くんは普通のヤンキーとは違うんだから。

実はマジメで、優しいし、男らしくて頼もしいし……」


「ノロケですかぁ?ごちそーさま。あ!さや、帰りアイス食べて帰ろ」


月ちゃんは、それきりタカくんの話をしなくなった。


付き合った当初は、すごくベタベタしてて、いつも一緒にいたふたりなのにね。


まぁ、月ちゃんが言うように……私の余計なおせっかいなのか。


だったら、もう触れない方が、いいのかな……。