恋するキャンディ2私だけの甘々不良彼氏

息も絶え絶え、苦しそうな表情を見せる香純さん。


これから起こるであろう出来事を考えるだけで、身体中から血の気が引いていくのがわかる。


香純さん……


こんな目に遭わせてごめんなさい。


私と月ちゃんが、ポートランドで『ヘンな男につけられてる』って、あんなウソをつかなければ


こんな悲惨なコトは起こらなかった。


ちょっとしたイタズラが、まさかこんなコトを引き起こすコトになるなんて。


私がきっと……、


ううん。


絶対に、助けます。


泣きそうになったけど、泣いてる場合じゃない。


なんとかして、香純さんだけでも逃がさないとね。


「……痛っ」


少し動こうとしただけで、紐が手首にキツく食い込む。


僅かに動くコトさえできない。


……どうしようか考えていたら、


香純さんの瞳が、うっすら開いた。


「……さやちゃん。なにもされてない?」


「香純さん……! 大丈夫ですか?」


「えぇ。こんなの、全然平気よ」


香純さんは力なく笑うと、小さく息を吐く。


「香純さん、ごめんなさい、私のせいで……。ホントは私が……っ」


そこまで言うと、香純さんが被せて喋ってきた。