恋するキャンディ2私だけの甘々不良彼氏

「あっ……」


呆気なく、水の中に沈んでいくケータイ。


ケータイも気になるけど、早くこのひとから逃げないと。


慌てて逃げようとしたけど、アッサリ腕をつかまれてしまった。


「……うっ!」


腕を後ろ手にねじあげられ、声にならない声が出る。


「見回りしといて正解だったな。探偵気取りですか? 学生さん」


そう言って、口の端を上げた顔を私に近付けてくる。


身体をよじるけど、サングラスの男の力は、かなり強くてビクともしない。


「……やめてよっ。中にいるひとは無事なの? なにかしたら、許さないんだから」


すると、サングラスの男は奇妙な笑みを浮かべた。


「さぁ……どうかな。中に入って、確認してみる?」


その笑みに、ゾッとした。


お願い!


香純さん……無事でいて!