恋するキャンディ2私だけの甘々不良彼氏

しばらくして腕時計を確認すると、


鶴くんが中に入って行って、もう5分以上経つ。


……遅いよね。


それにしても、中かから物音ひとつ聞こえてこない。


一体、どうなってるのかな。


早く、ケーサツに連絡しなくちゃ。


ケータイを出して耳にあてると、


学校でやったみたいに、また手からケータイが滑りおちた。


もぅ……動揺してる。


慌てて拾おうとすると、


誰かがうしろから手を伸ばしてきて、ケータイを拾ってくれた。


「あ、すみません!」


って、えぇっ、誰っ?


慌ててうしろを振り向いた。


するとそこには、薄笑いを浮かべた見知らぬ男のひとが立っていた。


「あれあれ? 驚かせちゃったかな。ケータイでどこにかけるつもりだった?」


振り向くと真うしろに、


顎ヒゲをはやし、サングラスをつけた、見知らぬ男が立っていた。


サングラスの男はニヤリと笑い、手にしていた私のケータイを、


近くの溝に投げ捨ててしまった。