恋するキャンディ2私だけの甘々不良彼氏

ケータイを持ったままクラスと反対の方向に進む私を見て、鶴くんがあとを追っかけてくる。


「さやちゃん、テスト始まるよ! どこ行くの?」


「今……当麻くんのイトコと電話してたんだけど、男の人につけられてて……お店に人がっ」


涙が出てきて、ウマく喋れない。


「ちょっ……大丈夫!? 絹川くんのイトコが危険だってコト?」


私の今の説明でどう伝わったのかが不思議なんだけど、


頭の回転がいい鶴くんだからか、これだけで全てを察してくれた。


「……行こう!」


えっ?


鶴くんはグイグイと私の腕を引っ張っていく。


「鶴くんは……いいよ。途中でお兄ちゃんに連絡するから」


「流星さんがすぐ掴まるとも限らないし……。とりあえずオレたちだけでも急いで行こう!」