恋するキャンディ2私だけの甘々不良彼氏

「……えっ?」


「どこって……。ヤボ用で出かけんだよな。やっぱ、会う時間ねぇかも」


“ヤボ用”だなんて、そんな曖昧な言い方しないでよ。


「……当麻くん、明日キララちゃんと……会うの?

今日言ってた。明日……当麻くんとデートするって」


胸がギュッと締めつけられる。


けど当麻くんは、なんてコトなさそうに笑いとばした。


「ハハッ、なに言ってんのアイツ。オレの用事は別だっつの」


……え、そうなの?


だったらどうしてあんなに嬉しそうに言ってたんだろ。


とてもウソついてるようには、見えなかったけど。


「キララちゃん、当麻くんがつけてたのと、同じストラップつけてたよ……。

アレって、キララちゃんにもらったんだね」


私がそう言うと、当麻くんは一瞬黙ってたけど、


すぐに喋りはじめた。