恋するキャンディ2私だけの甘々不良彼氏

「……当麻くんは、キララちゃんが好きなコト、知ってるの?」


「うん。だから、明日デートしてくれるんだ~」


悪びれもせず言われてしまい、更に落ちこむ。


……誰かウソって言って。


この場にいるのが、ツラくなってきた。


キララちゃんのコトについては、当麻くんに直接聞くしかナイよね。


牛乳買って、さっさと帰ろ……。


「そっか……。じゃ、またね。キララちゃん」


キララちゃんに背を向けると、うしろから元気いっぱいの声が聞こえてきた。


「さやさん! さやさんも、遠慮なく当麻とデートしてね。

選ぶのは当麻だから、二人で頑張ってアタックしよー!」


――グサッ。


なんで、こんな傷ついてるんだろ、私。


彼女じゃないキララちゃんに、まさかの応援をされ


牛乳パックを胸に抱きしめ……帰路についた。