『動かねぇ』とか言ってた倒れたバイクを自分の手で起こし、ヤンキーたちはあっと言う間に去っていった。
「バーカ!!」
走り去るバイクに、キララちゃんは思いっきり、そう叫んでいた。
「キララちゃん、大丈夫?」
「もちろん。あ~スッキリした!」
そう言ってツンと顔を背けるキララちゃん。
あら……。ココで、ホッとした顔するんじゃないんだね。
それに、私だって気付いてたんだ。さっき遠慮なくうしろに引っ張られたし、もしかして気付いてナイのかと思っちゃった。
「ねぇ、さっき電話したのって当麻くん? スゴいね、声聞いただけでヤンキーが逃げていった」
核心に迫りたくって、キララちゃんがヤンキーに絡まれた経緯よりも、まず当麻くんのコトから聞いてみる。
そしたらキララちゃんは、途端に笑顔になった。
「そーなの。当麻のおかげ。あ~、早く明日にならないかなぁ……」
ん? 話のつながりが、よく見えないんだけど。
「バーカ!!」
走り去るバイクに、キララちゃんは思いっきり、そう叫んでいた。
「キララちゃん、大丈夫?」
「もちろん。あ~スッキリした!」
そう言ってツンと顔を背けるキララちゃん。
あら……。ココで、ホッとした顔するんじゃないんだね。
それに、私だって気付いてたんだ。さっき遠慮なくうしろに引っ張られたし、もしかして気付いてナイのかと思っちゃった。
「ねぇ、さっき電話したのって当麻くん? スゴいね、声聞いただけでヤンキーが逃げていった」
核心に迫りたくって、キララちゃんがヤンキーに絡まれた経緯よりも、まず当麻くんのコトから聞いてみる。
そしたらキララちゃんは、途端に笑顔になった。
「そーなの。当麻のおかげ。あ~、早く明日にならないかなぁ……」
ん? 話のつながりが、よく見えないんだけど。


