恋するキャンディ2私だけの甘々不良彼氏

キララちゃんに思いっきりうしろに引っ張られ、その勢いで、うしろに投げだされてしまった。


助けに入ったのに、逆にキララちゃんにヤられちゃんたんだけど。


立ち上がろうとしたら、キララちゃんがヤンキーにこんなコトを言いだした。


「やれるモンならやってみなさいよ! その代わり、私に手あげたらトーマが黙っちゃいないんだから」


……へっ? 『トーマ』?


ヤンキーたちも、その名前を聞いて一瞬ひるむ。


「トーマって……。いや、まさかな。……ナメてんじゃねーぞ?」


「信じらんないなら、今から電話するから。さっきだって、トーマと喋ってたんだよ?

トーマがこのコト知ったら、アンタたち命ナイよ」


そんなコト言って、キララちゃんはケータイを取り出し、耳にあてていた。


さっき、電話……?


……まさかとは思ったんだけど、


イヤな予感は的中するモノで。