恋するキャンディ2私だけの甘々不良彼氏

「あ~あ、このバイクもう動かねーな。弁償してもらおーか」


「してやるわよ。こんな安モンでいいんならね!」


ヤンキーにスゴまれてるけど、キララちゃんは一切引こうとしてない。


お嬢様だし、バイク代ぐらい端金?


けど、そんなコト言ってる場合じゃない!


「……なにっ、このクソアマ!」


つかみかかろうとしたヤンキーから、キララちゃんを守ろうと一歩前に出た。


「ちょっとアンタたち! 女の子相手になにやってんの!?

殴ったら……ケーサツ呼ぶから!」


そうは言ったモノの……足はガクガク。やっぱりヤンキーは、怖いよ。


キララちゃんは、私を見てホッとするかと思いきや。全く逆の行動をとったんだ。


「ちょっと、なにアンタ。私のジャマ、しないでよっ!」


……えぇっ?