恋するキャンディ2私だけの甘々不良彼氏

なにか物が倒れる激しい音も聞こえてくる。


……何事っ!?


店内から外を覗くと、なぎ倒しになったバイクの横でヤンキーと、さっきまでそこにいなかった女の子が激しく公論していた。


大丈夫かな、あの子。


そう思って、よく見ると、その女の子は……


なんと、キララちゃんだった!


ウソッ! こんな所で、なにしてんのっ!?


ヤンキーへの恐怖心も忘れ、私もお店の外へと飛び出していく。


「……テメー!! オレのバイク、思いっきり蹴りやがって」


今にもつかみかかりそうなヤンキーを、キララちゃんはキッとニラむ。


「うっさいな! 邪魔だつってんのよ」


アハハ……さすがキララちゃん。相変わらず気が強いよね……。


当麻くんに会ったその日に突っかかって行ってたもんね。


けど、ヤンキー相手にその挑み方は、かなりキケン。