「お兄ちゃん、バイクだよね。早かったね……。もう、帰って来ちゃったんだ?」
香純さんとせっかくふたりっきりにしてあげたのに。
「まーな。どうだ……ちょっとは元気出たか? オレが送るより、当麻と帰った方が良かったろ。
……久々に、さやのあんな嬉しそうな顔見れたしな」
そう言ってお兄ちゃんはフッと笑った。
「そうだったんだ……。お兄ちゃん、ありがとう」
そこまで気回してくれてたなんて、優しいね!
嬉しくなって、抱きつこうとした瞬間。
「だけどな、アレはナイんじゃねーか!?」
「……えっ?」
「道のど真ん中で……その、当麻にしがみついてたよな。
あのあと、何分で帰ってくるか気になっててな。……ジャスト30分か。
あっこから歩いてココまで10分。てコトは、20分のロスなわけで……」
えぇぇっ! お兄ちゃん、怖いんだけど!
香純さんとせっかくふたりっきりにしてあげたのに。
「まーな。どうだ……ちょっとは元気出たか? オレが送るより、当麻と帰った方が良かったろ。
……久々に、さやのあんな嬉しそうな顔見れたしな」
そう言ってお兄ちゃんはフッと笑った。
「そうだったんだ……。お兄ちゃん、ありがとう」
そこまで気回してくれてたなんて、優しいね!
嬉しくなって、抱きつこうとした瞬間。
「だけどな、アレはナイんじゃねーか!?」
「……えっ?」
「道のど真ん中で……その、当麻にしがみついてたよな。
あのあと、何分で帰ってくるか気になっててな。……ジャスト30分か。
あっこから歩いてココまで10分。てコトは、20分のロスなわけで……」
えぇぇっ! お兄ちゃん、怖いんだけど!


