当麻くん、喋りながらだんだん移動していく。
笑ってるし、喋ってるし、きっと無意識なんだろーけど。
原付と私を置いたまま、気付ば2m以上離れた場所でしゃがみこんで喋ってる。
会話に夢中?
内容はよく聞こえないけど、楽しそうだから、とりあえず仲いいひとなんだろうね。
ちょっと妬ける。
離れてる間、当麻くんは私とそんな長い間……喋ってくれてなかったなぁ、なんて。
しばらくしてやっと当麻くんが、電話を終えて戻ってきた。
「さや、大丈夫?」
「え? なにが」
「脚、痛くなった?」
「ううん」
どうしてそんなコト言うのかって思ってたら。
「たくさん歩かせたしな。おぶってやろっか」
えぇっ!
笑ってるし、喋ってるし、きっと無意識なんだろーけど。
原付と私を置いたまま、気付ば2m以上離れた場所でしゃがみこんで喋ってる。
会話に夢中?
内容はよく聞こえないけど、楽しそうだから、とりあえず仲いいひとなんだろうね。
ちょっと妬ける。
離れてる間、当麻くんは私とそんな長い間……喋ってくれてなかったなぁ、なんて。
しばらくしてやっと当麻くんが、電話を終えて戻ってきた。
「さや、大丈夫?」
「え? なにが」
「脚、痛くなった?」
「ううん」
どうしてそんなコト言うのかって思ってたら。
「たくさん歩かせたしな。おぶってやろっか」
えぇっ!


