そして、ポケットからケータイを出していじっていた。
「……電話?」
「あ~、ちょっと……出ていー?」
「うん。……どうぞ?」
当麻くんはディスプレイを見て、一瞬困ったような顔をしていたんだけど、
電話に出た途端、笑顔になった。
一緒にいる時に、当麻くん宛に電話がかかってくるのって珍しい。
当麻くんって友達多いハズなのに、あんまり電話してる所見ないんだよね。
今日はたまたま、かかってきたのかな?
原付を片手で支え、片手にケータイ。
会話に集中できないだろうなって思って、原付を押さえた。
そしたら当麻くんは片目を細め「悪い!」って目で訴えていた。
いいよ、別に。このぐらい。
「……電話?」
「あ~、ちょっと……出ていー?」
「うん。……どうぞ?」
当麻くんはディスプレイを見て、一瞬困ったような顔をしていたんだけど、
電話に出た途端、笑顔になった。
一緒にいる時に、当麻くん宛に電話がかかってくるのって珍しい。
当麻くんって友達多いハズなのに、あんまり電話してる所見ないんだよね。
今日はたまたま、かかってきたのかな?
原付を片手で支え、片手にケータイ。
会話に集中できないだろうなって思って、原付を押さえた。
そしたら当麻くんは片目を細め「悪い!」って目で訴えていた。
いいよ、別に。このぐらい。


