恋するキャンディ2私だけの甘々不良彼氏

当麻くんとふたりで、お店を出た。


お兄ちゃんは香純さんにデレッとしっぱなし。


私たちが出ていく時も、私の方見ないし、どうでもいい感じだった。


いつも、「さや!」って言ってくるだけに、


香純さんに、なんとなくジェラシー感じてみたり。


「さや、どーかした? ちゃんと送ってくしな、元気出せよ」


当麻くんが、ポケットからバイクのキーを出しながら、


なんとなくテンションが下がってる私の頭をポンとたたく。


「お兄ちゃん、香純さんと……ウマくいくといいね」


「香純さんとか? そーだな、流星さんより歳は上だけど、案外合うかもな。

さて、帰りますか?」


なんて言って、当麻くんは軽く流した。