恋するキャンディ2私だけの甘々不良彼氏

「うん……。全然足りない」


もっといっぱいキスしたいし、もっとたくさん抱きしめて欲しい。


……時間も人目も気にせず、ずっと長い時間、


当麻くんとふたりきりで過ごせる時間が欲しい。


「ホントに今日のさやは、やたら素直だな。

なんなら、今日ウチに連れて帰るけど?」


当麻くんの手が腰に回り、だんだんと、甘い笑みが近付いてきた。


――ドキッ。


吐息をかけられ、触れそうな唇に心臓がはねる。


当麻くんの瞳に、吸い寄せられそう。


さっきたくさんキスしたのに……、


また、キスして欲しいって思ってる。


「さや、あーんして」