「えっ、あのお兄ちゃんが……?」
「おかしーだろ。普段色々言うくせにさ、さやが元気ナイ所とか、よく見てんだぜ?
今がその時って、流星さんも気付いてた。
だから今日、なんもうるさく言ってこねーだろ」
確かに……。香純さんにデレッとしてはいるけど、
こうやって私たちが寄り添って話していても、いつもみたいに
「さやから離れろよ? そんなくっつかなくても、会話できんだろーが!」
とかって言ってこない。
「お兄ちゃん……」
「最近オレと会えなくて、元気なかったらしーし?
さっきのアレぐらいじゃ……オレんコト、足りねぇだろ?」
当麻くんは、私に顔を寄せ、フッと笑う。
「おかしーだろ。普段色々言うくせにさ、さやが元気ナイ所とか、よく見てんだぜ?
今がその時って、流星さんも気付いてた。
だから今日、なんもうるさく言ってこねーだろ」
確かに……。香純さんにデレッとしてはいるけど、
こうやって私たちが寄り添って話していても、いつもみたいに
「さやから離れろよ? そんなくっつかなくても、会話できんだろーが!」
とかって言ってこない。
「お兄ちゃん……」
「最近オレと会えなくて、元気なかったらしーし?
さっきのアレぐらいじゃ……オレんコト、足りねぇだろ?」
当麻くんは、私に顔を寄せ、フッと笑う。


