2週間ぶりに当麻くんと会ったなぁ……。


しばらく見ないうちに当麻くんは、夏の日射しですっかり日焼けしていた。


細いから一見華奢に見えるけど、半袖から出た腕の筋肉と色の黒さが、ますます男らしさを引きたてている。


……相変わらず、カッコいいな。


っていうか、更にカッコよくなってるよね。


見慣れてたはずの当麻くんなのに、久々に目にしたからか、


目が合っただけで、ドキドキしてしまう自分がいた。


「さや、久しぶり」


当麻くんは視線をチラッと私に向け、フッと笑う。


付き合ってるのに、『久しぶり』って。


それになんとなく、よそよそしいっていうか。


私はなにも言えず、とりあえず頷いた。