恋するキャンディ2私だけの甘々不良彼氏

「……ヤべッ。忘れモン」


当麻くんはそう言うと、私の目も見ずこの場を離れ、階段へ足をかけた。


「どこ行くの!?」


また追いかけ、階段をのぼりかけた当麻くんの服の裾を掴む。


「んあ? 着替えだ、着替え。まさかこのイカれた格好で帰るワケにいかねーし?

あ、覗きてぇ?」


えぇっ!


パッと手を離した瞬間に、当麻くんはニヤリと笑って、駆け足で階段を駆けあがった。


覗きたいだなんて……。なに言ってんだか、もう!


ハッとして他のみんなを見ると、さっきまで緊張していた表情がだいぶ緩んできていた。


皆、なにもなかったかのようにリビングに戻り、料理を楽しんでいる。


そう。


鶴くんと月ちゃんを除いては……。