「誕生日のお祝い……、一緒にしない?」


私がそう言うと、当麻くんの眉間に皺が寄った。


あ……。マズッた。


「それ、ジョーダン?」


うわ、ヤバイ。カンペキ怒ってますよ~。


くるりとこっちを向くと、ニヤニヤして歩みよってくる。


「じょ……ジョーダンじゃ、ない……よ?」


「なにが楽しくて、鶴と一緒に祝うわけ?オレ、さやとふたりっきりがいーんだけど……」


ドキドキドキッ!


当麻くんに腕を絡められ、心臓が一気に跳ねあがった。