少しして、鶴くんの部屋を出ると、


扉の外になにかが置いてあるのに気付いた。


あ……コレって。


それは、部屋着と、タオルと消毒液。カットバンも置いてある。


……もしかして、キララちゃんが?


あんな風にして怒って出て行ったのに、すごく優しいね。


やっぱり鶴くんの妹だぁ。


当麻くんのケガを簡単に消毒して、着替えてもらった。


サイズは意外にも大丈夫だった。


「……似合うね」


「笑ってねぇ?」


「ううんっ」


フフッ。