恋するキャンディ2私だけの甘々不良彼氏

「卒業したら一緒に住みたいっつったコト、覚えてる?」


当麻くんは、私から視線をそらさず、真っ直ぐな瞳で見つめてくる。


「うん……」


そんなの、忘れるワケないよ。


言ってくれてすごく嬉しかったし、私だってそうしたいって思った。


私も、当麻くんに負けないぐらいに、真っ直ぐ視線を返した。


「多分、いきなり住みたいつっても許してくれるかわかんねーし。

それなら、早めに打診すんのがいいかと思ってな」


「えぇっ、それって……今日、もう言っちゃうの?」


「いや、そこまでは言わねーけど。

ただ、軽い気持ちで付き合ってるワケじゃねーコトだけはわかってもらいてぇかな」


そう言って当麻くんは、私の髪を優しくなでる。