恋するキャンディ2私だけの甘々不良彼氏

「あぁ、大丈夫。腹減ったつったら、慌てて買い物行ったから」


「え! そうなの?」


「そ。だから、しばらくふたりきり」


そう言って当麻くんは、私の向きをクルリと変え、向かい合わせになった。


スーツ姿の当麻くん、カッコ良すぎなんだけど。


なんだか目のやりどころに困っちゃう。


視線を外すと、顔を覗き込むようにして、当麻くんは私にますます顔を寄せる。


「……どした?」


きゃぁっ……。心臓がもたないよ~。


心臓はドキドキ、バクバク。


「……ううんっ。スーツ、持ってたんだな~って思って」