突然出した私の大きな声に、お母さんが飛び上がる。
「さや、どうかしたの!?」
「……なんでもない」
「あ、すんません。オレがいきなり手つないだもんだから、驚いたみたいで」
当麻くんはニッコリ笑って、つないだ方の片手を、軽く上げた。
それを見たお母さん、
「さやは本当に純情なんだから。手つないだぐらいでそんな反応されたら、当麻くんも困るわよねぇ」
なんて言って、笑ってる。
うわ。こんなお母さんに、
“お泊まり”なんて、絶対に通用しないよ~。
私たち、まだキスもしてないって思ってるよ。
当麻くん、一体どうやって切り出すつもり?
「さや、どうかしたの!?」
「……なんでもない」
「あ、すんません。オレがいきなり手つないだもんだから、驚いたみたいで」
当麻くんはニッコリ笑って、つないだ方の片手を、軽く上げた。
それを見たお母さん、
「さやは本当に純情なんだから。手つないだぐらいでそんな反応されたら、当麻くんも困るわよねぇ」
なんて言って、笑ってる。
うわ。こんなお母さんに、
“お泊まり”なんて、絶対に通用しないよ~。
私たち、まだキスもしてないって思ってるよ。
当麻くん、一体どうやって切り出すつもり?


