恋するキャンディ2私だけの甘々不良彼氏

「えー……」


「照れんなって。たりめ~だろ。うしろからだと、さやの顔見えねーし。

それに、背後に来られんのあんま好きじゃねーの。だから、正面」


両手ふさがってるし、自分から近寄っていくわけだから、


正面からつけるのって……なんかされちゃいそーで、私がドキドキするよ。


「なにもしないでね……」


「オレ信用ねーなぁ。大人しくしてる」


ホントかな? 当麻くんはニッと笑ってる。


チェーンの部分がわりと短いから、うしろの留め具が正面からだと見えにくい。


当麻くんに少し抱きつく形で、耳の近くに顔を寄せた。


そしたら。


「やっ……ちょ、当麻くん!?」