恋するキャンディ2私だけの甘々不良彼氏

「えっ、マジ!? オレに? ……へぇ、なに買ってくれたん?」


「それはぁ、当日までヒミツ。楽しみにしててね!」


「ヒミツ……ね。なんだろなー、気になるな」


当麻くんは私の腰に手を回し、グッと引き寄せる。


そして、顔をゆっくりと近づけてきた。


きゃ、キスかな。


ドキドキして目をつぶろうかどうか迷っていると、


当麻くんは私を抱きしめるフリをして、後ろ手にした紙袋をヒョイと取り上げてしまった。


「わっ、ダメだってば! これは……」


「誕生日つったってあと数日だろ。これ、今日もらっていー?」


「えーっ。なんでぇ?」


「今、欲しい」