恋するキャンディ2私だけの甘々不良彼氏

「ふたりきりのスペース?」


やっぱり! 当麻くん、そこだけに反応してるし。


「当麻くんとさやちゃんは、VIPなゲストだから特別室でも用意しようかなって。

けど、余計なお世話だよね」


遠慮ぎみに言った鶴くんに、当麻くんが指をならす。


「鶴、たまにはいいコト言うな! お~、じゃあ行くか?

さやが世話んなったしな。オレも鶴になんかプレゼントしてやろっか」


なーんて言い出す始末。


「えぇっ、いいよ。オレが招待してるんだし。手ぶらで来てよ」


「いや、さすがにそれは。オレらしいプレゼント、なんか考えとくわ」


「な?」って言いながら、当麻くんは私の肩を組んでくる。


当麻くんらしい、ねぇ。


あはは……。特攻服とか、プレゼントしないでよねぇ。