恋するキャンディ2私だけの甘々不良彼氏

鶴くん「うん」と言うしかなく、頷いていた。


「マジかよ……。ホントいーヤツだな、鶴って。それなのに悪かったな。

その……誕生会行かねーとか、言って」


当麻くん、私を助けてくれたっていう鶴くんに、恩感じまくり。


いつもの当麻くんはどこへやら。


「いやっ、そんな。まさか同じ日だなんてね。

さやちゃんとふたりで過ごしたいだろうし、オレもバカな提案したなって反省してる」


「鶴! 弱気にならな~い。この際だからさ、仲直り兼ねて鶴んちでお祝いしようよ。

さやと絹川当麻の、ふたりっきりになれるスペースも用意してくれるコトだし……?」


うわ、月ちゃん!


そんなニヤニヤして、意味あり気に言わないでくれる!?


鶴くんはただ部屋を貸してくれるって言っただけで……。


そんなコト言ったら、当麻くん……勘違いする。