恋するキャンディ2私だけの甘々不良彼氏

わ、月ちゃんチャッカリしてる!


すっかりいつも通りの月ちゃん。鶴くんに送ってもらうなんて、いいこと考えたね~。


とかいいつつ、私も当麻くんと一緒に帰れて嬉しいな。


「鶴……車か。どっかに親待たせてんの?」


当麻くんが後ろを振り返る。


「運転してるのは、親じゃないんだけどね。鶴の誕生会でみんなに配るプレゼント買いに行ってたんだって~」


月ちゃんが得意気に当麻くんにそう話す。


「プレゼント? フツー逆だろ……。なに考えてんだ? お前」


案の定、当麻くんは呆れ顔で鶴くんを見ている。


「あはは……。なんか恒例になってて、さ」


「絹川当麻のプレゼントも買ってたよ~。ねっ、鶴!!」


わ、また月ちゃんの大ウソが出た!