恋するキャンディ2私だけの甘々不良彼氏

うそーっ!


その行動に、私も鶴くんもビックリ!!!


まさか、当麻くんが鶴くんに!?


慌てた鶴くんは、当麻くんの上半身を急いで引き起こした。


「ちょ……そんな、絹川くんやめてよ」


「いや、オレがいない時、いつかこんなコトが起きんじゃねーかって、恐れてた。

けどずっとベッタリなわけにもいかねーし。さやが出かけるって知ってる日は、いつも冷や冷やしてた」


当麻くん。そんなコト、思ってくれてたんだ。


「もしかして、いつでも出かけられるようにスタンバッてたとか!?」


月ちゃんが嬉しそうに言うと、当麻くんはハハッて大きな声で笑った。


「んなわけねーだろ。ま、電話はいつでも出れるようにしてたけどな」


「さぁっすが~。もぉ、オジャマ虫は退散しますよぉ? じゃ、ふたりで帰りなって。

私は鶴に送ってもらうから」