「……笑ってんなよ」


「先のコト考えるのって楽しいね」


「まーな。今でも十分、オレは楽し~けどな。

あ~やっぱ、今からもうオレんち行こ……」


またキスしようと近付いてくる当麻くんの胸を、軽く押し返した。


「ダメだってば。後で……ね?」


「しゃーねぇな。後で、たっぷりってコトか? 覚悟しとけよ」


当麻くんは口の端を上げ、ニッと笑う。


「覚悟……って」


すごいのきちゃう? 行くのちょっと怖いかも。私、耐えられるかな。


「今日は、スペシャルフルコースだな。

さやに、甘い癒しのひとときをプレゼントしてやるから」


「えぇっ!!」